最近の冷蔵庫の多くは自動で氷が作れる自動製氷機タイプがほとんどです。勝手に氷を作ってくれるので便利なのですが、意外と見落としがちなのが掃除です。
製氷機の皿だけでなく内部のフィルターが汚れていることも多く、気が付かない間にホコリやカビが生えていることも少なくありません。
そのような製氷機で作った氷を食べるのは健康上よくありませんので、適切な掃除方法について理解しておきましょう。
目次
STEP1
製氷機の掃除方法はその製品によって異なりますので、まずは取扱説明書をよく読むことが大切です。
掃除の頻度について
主に氷を使用するのは夏場など暑い時期が多いと思います。それ以外の時期に使用する機会は少ないかもしれませんが、製氷機や給水パーツの掃除は1から2か月に1度の頻度で行いましょう。
氷を作っていなくても残っている水分によってカビや雑菌が繁殖しやすい状態になっているからです。
また氷から嫌な臭いがする、氷の味がおかしいと感じた時も内部や給水タンクが汚れている可能性が高いですから、早めに掃除するようにしましょう。
分解する
取扱説明書を読んでみると、製氷機の掃除方法について書かれているはずですのでまずはそれに従って製氷機を分解します。
説明書に従って給水タンクをはずすと水を吸い上げる部分は細かいパーツに分けられるようになっているのです。
また氷用の水を入れておく給水タンクも、外して中身の水を捨てておきます。それらをよく見てみると赤カビや汚れがびっしりとこびりついていることに気が付くでしょう。
STEP2
製氷機やその周辺パーツを分解できたら、次はついている汚れをきれいにしていきます。
専用洗剤で掃除する
こびりついているカビや汚れを掃除するときは、洗剤を使用すると効果的に汚れが落とせるようになります。
さまざまな洗剤がありますが、自動製氷機専用の洗剤も販売されていますので使ってみるといいでしょう。
専用の洗剤は使用方法も簡単で給水タンクに混ぜて入れておくだけで、給水タンクを掃除してくれる便利なグッズです。
分解しても洗いにくいパイプの中まできれいにしてくれます。専用洗剤にもいくつかの種類があり、口にいれても害がないくらい安全性の高いものもあります。
お酢やクエン酸で掃除する
エコな掃除に良く使用されるクエン酸やお酢も製氷機の掃除に適しています。しかもお酢やクエン酸は殺菌力も高いため、カビや雑菌の繁殖を抑える効果も期待できるのです。
大きめのバケツや製氷機に給水パイプなどを入れてそこにお酢やクエン酸を溶かしたぬるま湯を入れます。
そのまま2時間くらい放置すると汚れが浮き上がってきますので、それらをスポンジで洗いましょう。
STEP3
掃除が終わったらよく乾燥させてから、冷蔵庫に再度取り付けます。
給水パイプの掃除
製氷機の分解が難しいタイプの冷蔵庫では、クエン酸水を使って掃除するのがおすすめです。
先ほど紹介した専用洗剤のようにクエン酸水を作ってそれを給水タンクに入れておくと、パイプ内部の掃除ができるようになります。その際に作った氷は食べられませんので注意しましょう。
フィルターは定期的な交換が必要
自動製氷機にはフィルターが取り付けられていますが、定期的にフィルターの交換をすすめている製品もあります。
その場合は家電量販店などでフィルターを購入してきて、交換するようにしましょう。
入れる水に注意する
自動製氷機で氷を作るときにミネラルウォーターなどで作っている方も多いのですが、製品によっては水道水を使用することが推奨されています。
ミネラルウォーターで氷を作ると雑菌が繁殖しやすくなってしまいますし、汚れも発しやすくなってしまうからです。
製氷機は汚れが見えにくいため掃除を忘れがちになります。氷は火を通して使用しませんので雑菌やカビが繁殖すると健康被害を受けやすいのです。
健康のためにも定期的に製氷機の掃除を行うようにしましょう。
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