冷蔵庫は24時間365日稼働している家電です。年々省エネ性能も向上していますので、省エネ性能の高い冷蔵庫を使用していても、使い方によっては省エネ性能が大きく低下してしまうことがあります。
また収納のやり方が適切でないと、省エネ性能にも影響が出るだけでなく食費の無駄にもつながってしまうのです。
冷蔵庫の上手な収納方法について紹介していきますので、参考にしてみてください。
目次
収納術その1:適正な量と使用頻度別の収納
冷蔵庫によって容量は異なります。最近は仕事などで忙しく買いだめをしている方も多く見られますが、冷蔵庫にはそれぞれ適正量があります。
適正量について
冷蔵庫には最大で入れられる容量が決まっているのですが、パンパンに詰め込み過ぎてしまうとそれらを冷やすために、電気量を多く使用しまうことになります。
結果的に電気代アップにつながりますので、適正量を守って入れることが大切なのです。
またパンパンに入れてしまうと、どこに何を入れたのかがわからなくなり、食品の無駄が多くなるため注意が必要です。
適正量ですが冷蔵庫の容量の7割から8割ほどが望ましいと言われています。詰め込み過ぎの方は量から見直す必要があるでしょう。
よく使用する物は取り出しやすい場所に
冷蔵庫の中身でも使用頻度が多い物は、冷蔵庫のポケットなど見やすく取り出しやすい場所に収納するのがおすすめです。
収納するときも調味料は調味料でまとめるなど、カテゴリごとに分けて分類収納したほうが見た目もすっきりしますし、使いやすいです。
収納術その2:グルーピングと定位置
冷蔵庫の中身をきれいに収納するコツのひとつにグルーピングと定位置を決めることが挙げられます。
グルーピングとは
冷蔵庫の中身をグループ分けすることで、中身が見やすくなります。グループ分けのコツとしては早めに食べる必要があるもの、朝食時に使用するもの、常備菜、ヨーグルトや牛乳といったよく使うカテゴリに、フリースペースなど5から6のグループに分けるのです。
これはあくまでも一例ですので、たとえばお酒をよく飲む家庭では、カテゴリにビールなどを入れるなどして各家庭に適したグルーピングを行うようにします。
定位置を決める
冷蔵庫の掃除をしてきれいにしたつもりでも、使っていくうちに中身が汚くなるのは定位置が決まっていないことが原因です。
いつも片づける場所を決めておくことで、中身がごちゃごちゃになるのを防げるのです。
定位置に戻すのが難しいときは、最初に置き場所の設計図を作っておきしばらく冷蔵庫の扉に貼っておくことで、収納場所を確定させられるようになります。
収納術その3:動作を考えた収納
冷蔵庫の収納を整えることは、電気代や食費の節約につながるだけでなく家事効率をあげるのにも役立ちます。そのためにも動作を考えた収納にするのがコツです。
見える収納を作ること
保存容器はできるだけ中身が見えるガラスやプラスチックを使用するのがおすすめです。全てケースや保存容器に入れて保管しておく方もいますが、それらの量が多すぎると中身の確認に時間がかかります。
中身が見える容器に保存しておくと、どこに何が保存してあるかがすぐにわかって、便利です。
またラべリングすることも見やすい収納を作るのに役立ちます。ラベルを見やすい場所にはっておくことで、中身の確認が容易になるからです。
お弁当や朝食スペースを作る
朝は一日で最もバタバタしやすい時間帯です。ご飯を作る時間も限られてしまいますので、専用のスペースを設けておくと便利です。
朝ごはんやお弁当作りで使用頻度の高い食材や調味料を入れておく専用スペースを作ることで、食材や調味料を探す手間を省けます。
もしも仕事などで遅くなり夜ご飯を作る時間がない方は、夜ご飯専用のスペースを作るなどして、ライフスタイルによって必要なスぺースを作っておくと便利です。
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